独り言

寂しい。
君と話す時間が愛おしくてたまらない。
その時間が少なくなっていくごとに寂しさが増していく。
僕たちはずっと一緒にいれるわけじゃない。

仕事もあるし、たとえオフだったとしてもでかけたり、熱を出して会話が出来なかったりすることだってある。
そんなことはわかっているけれど、やっぱりこの感情が止まることはなくて。

好きだからこそずっと傍にいたい。
好きだからこそずっと君の一番でいたい。
好きだからこそ毎日話していたい。抱きしめてほしい。

そんな我儘を君に伝えたらどうなるのだろう。
我儘な子供だな、って笑われてしまうのだろうか。

大好きだから君に軽蔑されるのが嫌で、迷惑をかけたくなくて何も話せなくなってしまう。我儘が言えなくなってしまう。ただでさえ我儘言ってるのに…と、遠慮がちになってしまう。

でもそれじゃダメだ。
好きだからこそぶつかり合わなきゃいけない。
想いを言葉にしなくちゃ伝わらないことだってたくさんある。

そのことに気づけただけでも少し成長したかな、なんて思ったりしたある春の日のことでした。